Exhibition
necomaで、平山 昌尚
「 DANGEROUS CATS
TRENDY ART CLUB 」
2024.9.13 fri - 9.25 wed
展覧会詳細
- 会期
- 2024.9.13 fri - 9.25 wed
- 時間
- 平日 / 13:00-20:00 土日祝 / 11:00-20:00
- 場所
- 保護猫喫茶 necoma
- 料金
- エントランスギャラリーのみ 無料
猫のいるホールギャラリー部分 660円 / 30分 - 主宰
- PAG.TOKYO
2024年9月13日(金)より、
平山昌尚による「 DANGEROUS CATS TRENDY ART CLUB 」
を開催いたします。
私たちnecomaはこれまで、保護猫という存在をポジティブに捉え直すため、デザインやアートを通じて様々なアプローチを試みてきました。保護猫も野良猫も飼い猫も純血猫も、みんな同じ猫であるということを文化的な視点から広めることを目指してきました。
しかし、これらの取り組みが、人間のエゴに基づいたものであり、見た目の美しさや面白さに偏っていたことに気づかされる展示が今回開催されます。
平山昌尚の展示「 DANGEROUS CATS TRENDY ART CLUB 」は、段ボール箱というシンプルな素材を使って、猫たちの自然な行動を引き出す即興的なインスタレーションです。
私たちが猫のために用意したクッションや小屋よりも、猫たちが時に梱包の箱を好む姿を通じて、人間の一方的な考えを見直すきっかけとなるでしょう。箱を破り破壊する猫たちの姿は、人間のセンスで作り上げた空間や見せ方が、実は猫にとっては無意味なものであったことを痛感させてくれます。
この展示は、私たちがこれまで取り組んできた保護猫へのアプローチとは異なる視点を提示し、猫の本質的な行動を理解するための新しい機会を提供してくれるものです。猫と人間の関係性を再考し、猫たちが自然に振る舞える空間を提供することで、猫の魅力をより深く考察できる展示となっています。
平山 昌尚
1976年兵庫県生まれ。画用紙にボールペンとマーカーなど、極めて身近な画材だけを用いて、時にはプレゼントでもらったペンやあり合わせの絵具も使いながら、記号的なおかしみと仕掛けに満ちたドローイングを継続的に制作する。シンプルかつ反復的な手法とアプローチによって、そこに何が描かれているのがわかるという記号性と、微小な線の揺れやモメンタムが感傷やユーモアを帯びる図像性が折り重なった独特な作品を生み出す。これまでに多数のアートブックを出版し、国内外で展覧会を開催している。
近年の主な個展に、「NICE」(Yvon Lambert、パリ、2024)、「ART SHOW2」(隙間、東京、2024)、「神戸」(OBG eu.、神戸、2023)、「NICE」(galley aM、東京、2023)、「町の絵」(clinic and Blue Bottle Coffee Sangenjaya、東京、2022)、など。
instagram:@masanaohirayama